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現在、母子3人は週末だけ自宅で寝泊まりするものの、庭先には出ずに屋内で一日を過ごす。
同じ渡利地区に住む阿部裕一さん(38)は妻および1歳8カ月の娘と3人暮らし。
だが、妻が働いていることもあり、遠隔地に避難することは困難だ。
「やむをえず、週末には県内外の温泉地などにクルマで出向く『週末避難』を余儀なくされている」(阿部さん)。
阿部さんの家計は火の車だ。「すでに週末避難の繰り返しでクルマ1台分の出費となってしまった」(阿部さん)。
国や東電からの補償もなく、すべて自分持ちだ。
「渡利の子どもたちを守る会」の代表で、2児の父親の菅野吉広さん(43)は「多くの家庭が経済的に疲弊している。
避難の是非をめぐり、家庭内不和や家庭の崩壊も起きかねない状況にある」と説明する。
阿部さんも「本当にここに住んでいていいのかと不安に駆られて気持ちがぐったりすることが多い」と打ち明ける。