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北海道岩見沢市では、大雪の峠は越えたが、１７日も除排雪が進まず市民生活への影響が続いた。
市は同日、６億円の除排雪費を専決で補正。一人暮らしの高齢者の安否や、
家への出入りが確保されているかを巡回して調べている。
国道１２号に近い同市美園で一人暮らしをする吉田義治さん（８３）。
吉田さん方は道路から玄関まで約１０メートルの距離がある。玄関前こそ、
ドアが開けられる状態にしたが、道路までは雪の山。近所の知人が、
道路まで１人が歩けるだけの通路を作ってくれた。
道路も、車１台がやっと通れるほどですれ違うことは無理。吉田さんは、
市の除雪チームの支援を受けた。除雪チームは、屋根からの雪庇(せっぴ)を取り除き、
玄関前を広げた。
吉田さんは「とても一人では無理。いよいよになったら離れて暮らす子どもの所に
行かなきゃいけないかもしれない」と話した。
岩見沢市の６５歳以上の高齢者は２０１１年で約２万５０００人、
高齢者率は２７・９％。一人暮らしは４３７３人で、０６年から年約１００人ずつ増えている。
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