12/01/17 01:52:12.96 CZDktxOK0
>>279
財務省は、インフレ率がマイナスからプラスになることを極度に嫌う。
その理由は国債金利が上昇するからだというが、全くの大嘘。
デフレからの脱却過程では名目金利の上がりは遅い。
短期的にプライマリー収支は改善するので財政再建に反するはずない。
しかも、長期的には税収の上昇のほうが利払費の上昇より大きく、
名目成長率が4%になれば、消費増税する必要なく財政は再建される。
だから財務省がデフレ脱却に消極的になる合理的な理由はない。
しかし、財務省の組織原理として、税率を上げる増税をできればヒーローというものがある。
税率を上げると軽減税率や租税特別措置という官僚が持っている特権の価値が上がるから。
本来であれば物価の安定ということで、
インフレ目標が設定され、一定期間内での達成が義務付けられる。
ところが、日本ではインフレ目標はない。
そのため、10年以上デフレのまま日銀は責任をとらない。
政府の子会社である中央銀行に対し手段の独立性を満たしつつ、
その責務を達成させるというインフレ目標について、日銀はその採用をかたくなに否定する。
あたかも、昔の関東軍のよう。