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○ハイチ大地震から2年 テント生活51万人 いまだ遠い復旧
■シーン1
カリブ海の島国ハイチが2010年に大地震に見舞われてから1月12日で2年。
復興は遅れ、今もテント暮らしを続ける被災者は51万人に上る。テントの中は
強烈な暑さに加え、雨期にはハリケーンにおびえる。治安や衛生状態は劣悪で
コレラの恐怖もあり、被災者は長びく極限の暮らしに疲れ果てている。
1月、家を失った約3000人が暮らす首都ポルトープランス西部シフェフのテント
村には、援助団体が配布したシートや拾い集めた廃材で補強したテントがびっしりと
並んでいた。排水が水たまりを作り、悪臭を放つ残飯に大量のハエがたかる。
「いつまでこんな暮らしが続くの」。穴だらけのシャツ姿でうつろな目をしたジュドネ・
シャーリーンさん(20)が消え入るような声で訴えた。
地震で亡くした夫との間に生まれた3人の子供を1人で育てる。雑貨を売って得る
収入は1日にわずか1ドル(約77円)から2ドル。テント生活の仲間から食べ物を
分けてもらわなければ生きていけない。腕に抱いた末娘シャーリーナちゃん(1)の
肌は乾いた泥とあかでかさかさ。首筋から背中は原因不明のできものでいっぱいだ。
シャーリーンさんはつぶやいた。
「赤ん坊には不衛生な生活なのは分かっている。でも何もしてやれない」
(>>2-5あたりへ続きます)
□ソース:産経新聞
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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