12/01/15 21:34:17.05 0
台湾総統選で、民進党の蔡英文主席が事前の予想より大差で敗北したのは、中台の経済関係の不安定化を懸念する有権者が多い北部での失点によることが、地域別の投票結果で裏付けられた。
蔡氏は選挙戦を通じ、独立志向で中台関係を悪化させた陳水扁前政権のイメージに苦しめられた格好だ。
１５日付の聯合報（電子版）は、再選を果たした馬英九総統との票差が、北部で約百万票に達し、「（馬氏）勝利の基礎となった」と分析した。蔡氏は人口最多の新北市でも、自身が２０１０年の市長選に出馬した際に得た得票率を４ポイント下回った。
東京外語大の小笠原欣幸准教授は「知識層、実業家の多い北部で、中台関係の安定を望む民意が顕著に表れた」と指摘する。
蔡氏は、対中政策では０８年に離党した陳水扁前総統と一線を画し、「現状維持」を望む中間層に配慮する主張を続けた。だが、中国側は蔡氏を独立派と見なした上、馬陣営も民進党政権になれば中台関係が悪化すると強調。
蔡氏の金銭疑惑も追及して陳水扁政権末期の汚職イメージと結びつけた。中国時報（電子版）などによると、陳氏が投票直前に一時出獄でメディアをにぎわしたことも影響した。
ソース：URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)