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北海道大は13日、物品購入などに使う研究費の一部が取引業者10社余りに
「預かり金」として不正に管理されていたと発表した。年度ごとに決算する研究費を
使い切れず、教員がプールさせた疑いがある。調査委(委員長・新田孝彦理事)を設置し、
8月をめどに中間報告を公表する方針だ。
北大によると、札幌国税局から昨年7月、「業者との間に不適切な会計処理がある」
との指摘を受けた。主要な取引先約700社に問い合わせた結果、一部で預かり金の存在が発覚した。
調査委は外部の弁護士と公認会計士を含め5人で構成。関係書類が残る04年度以降について、
研究費の使途や教員を調べる。北大研究推進部は「不正防止に努めてきたのに申し訳ない。
(金額や関係教員など)具体的な内容は現段階では言えない」と話している。【千々部一好】
毎日新聞 2012年1月13日 19時56分
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