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保元物語
「為義いやしくも弓矢の家にむまれて、父祖累葉の跡をつぎ、『朝家』の御固とし、
めしつかはるといへども、まさしく手を下して合戦つかまつる一度も候はず。・・
曾我物語
「然る間、本朝にも、中頃より、源平両氏を定め置かれしより此の方、武略を振るひ、『朝家』を守護し、
『源平盛衰記』
「昔より源平 両氏、朝家に被召仕てより以来、皇化に不随朝憲を軽ずる者をば、
『平家物語』
「昔は源平左右にあらそひて、朝家の御かためなりしかども、近比源氏 の運傾きたりし事は事新しう初めて申べきにあらず。」
九条兼実 玉葉
「緇素貴賎、仰天ヲ以テ事トナス。タダ天魔、『朝家』ヲ滅ボサント謀ル、悲シムベシ、悲シムベシ」
「今日の隆季・通親の申状は恥を知らざるものというべし。弾指すべし弾指すべし。
ただ権門(平家)の素意を察し、『朝家』の巨害を知らず」(三井寺・興福寺衆徒の謀反への対処)
兼実の弟慈円 愚管抄
「介ノ八郎ヒロツネト申シ候者ハ、東国ノ勢人、頼朝ウチ出デ候テ、君ノ御
敵シリゾケ候ハント候シハジメハ、ヒロツネヲメシトリテ、勢ニシテコソカ
クモ打エテ候シカバ、功アル者ニテ候シカド、「トモシ候ヘバ、ナンデウ
『朝家』ノ事ヲノミ見苦シク思ゾ。