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★<HIV>「感染で退職強要された」看護師が2病院提訴
・HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染の検査をした病院が、感染を無断で勤務先の病院に伝え
退職を余儀なくされたとして、九州の20代の看護師が両病院を経営する2法人を相手に、
慰謝料など計約1100万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。厚生労働省が都道府県に
出したガイドラインは、医療現場を含めた職場でHIV感染が就業禁止の理由にならないと
定めている。原告弁護士や専門家によると、医療従事者である看護師がHIV感染と退職を
巡って提訴するのは初めてという。
提訴は11日付。訴状によると、看護師は九州の総合病院に勤めていた昨年6月、目に
異常を感じ複数の病院を受診。その後勤務先の総合病院にかかり、8月、紹介された
大学病院での診察でHIV感染の可能性が浮上し、検査で陽性と判明した。
看護師はHIV治療薬の副作用による体調不良などで一時的に病欠したが、大学病院の
医師から「注射などで自分を刺して患者を刺すことはあり得ず、あったとしても感染させる
リスクは小さいので上司に報告する必要もない。看護師を続けることは可能」と言われ、
出勤した。
しかし、勤務先の病院幹部らから「HIVが陽性という報告を受けた。患者への感染リスクが
あるので休んでください」「業務規定では90日以上休むと退職扱いになる」などと言われ、
大学病院から勤務先に感染の事実が伝わっていることを知った。看護師は休職し、11月末、
病院を退職した。看護師は「診療情報が患者の同意なく別の病院に伝わったのは医師の
守秘義務に反する」と主張している。
大学病院と看護師が勤務していた病院は「訴状を見て対応したい。現時点でコメント
できない」としている。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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