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慶大など、光でHIV分解する標的薬化合物を開発
掲載日 2012年01月12日
慶応義塾大学の戸嶋一敦教授らは、熊本大学の岡田誠治教授らと共同で、
後天性免疫不全症候群(エイズ)の原因物質だけに結合し、
光を当てると同物質を分解する分子標的薬の候補化合物を開発した。
エイズウイルス(HIV)の増殖に必要な「HIV―1プロテアーゼ」という酵素を分解できる。
同酵素を分解できる物質の発見は初めてという。
開発したのはナノメートル(ナノは10億分の1)レベルの大きさの炭素系素材である
フラーレンと、ブドウ糖などを結合したハイブリッド化合物。HIVに感染したヒト白血球に、
ハイブリッド化合物を含んだ薬剤を添加すると、白血球を殺さずにHIVの増殖を抑えられた。
現在の抗HIV薬はHIVが持つ酵素の結合部位に付着して酵素の機能を抑える仕組み。
ただ結合部位の形が変わるなど変異を起こしやすく、薬剤への耐性を持つことがあった。
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