12/01/10 19:12:42.23 70R/WIny0
>>160
天皇=エンペラーは全くの誤訳です。
アジアにおける皇帝とヨーロッパにおけるエンペラーは全く違うものです。
ヨーロッパのエンペラーは他の方も仰るように複数の民族や国を治める偉大な王の事です。
キングは一国の主といったところでしょうか。
アジアでは全く事情が違います。
元々小国に分かれていたシナを統一したのは秦の始皇帝でした。始皇帝は文字通り最初の皇帝で、王たちを統一した一つ上の存在として自ら始皇帝と名乗ったのです。
漢の時代になって皇帝はそのままだったのですが、地方を治める者に王位を与えるようになりました。
つまりアジアにおける王とは皇帝にその地位を与えられるものだった訳です。
朝鮮の君主が「王」だったのはシナの属国で、その地位はシナの皇帝に与えられたものだったからです。。
日本でも古くは有力豪族がシナの皇帝に王位を貰っていました。「漢倭奴国王」や「親魏倭王」の金印を頂いていた訳です。
倭の五王も王ですよね。
初めて天皇を名乗ったのは聖徳太子の時代、推古天皇だと言われています。
聖徳太子と言えば隋に「日出る処の天子・・・」との手紙を隋の煬帝に送って怒りを買った逸話が有名ですが、これはシナに対する独立宣言とも言うべきものです。
天皇の「皇」の字はシナの皇帝と同等と言う意味であり、その後国号を勝手に「日本」と決めた事(朝鮮はシナに決めてもらった名前です)、独自の元号を持った事(当然朝鮮はシナの元号を使っていました)と並んで、シナに対する独立宣言です。
決してヨーロッパのように複数の国や民族を統治していた訳ではありません。
シナの皇帝をエンペラーと訳したヨーロッパ人が「天皇」という名前からヨーロッパとは違う存在なのに誤訳したのだと思います。
その後シナには皇帝がいなくなり、ヨーロッパにエンペラーがいなくなったので結果的に世界で唯一の存在になってしまいました。