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去年1年間に自殺した人は3万513人に上り、前の年よりやや減ったものの
14年連続で3万人を超えたことが分かりました。
対策に取り組むNPO法人「ライフリンク」の代表、清水康之さんは
「社会全体で危機感を共有すべきだ。自治体と民間団体が連携して
相談会をはじめとする対策を強化していく必要がある」と話しています。
警察庁によりますと、去年1年間に自殺した人は全国で3万513人で、前の年よりも1177人、
率にして3.7パーセント減りました。この10年間では最も少なくなりましたが、
平成10年以降、14年連続で3万人を超えています。
内訳は男性が2万867人、女性が9646人で、都道府県別に見ると、
最も多いのが東京で3100人、次いで大阪が1899人、神奈川が1824人、埼玉が1645人などとなっています。
一方、最も少なかったのは徳島で150人、次いで鳥取が165人、福井が171人などとなっています。
自殺対策に取り組むNPO法人「ライフリンク」の代表、清水康之さんは「自殺者が減ったとはいえ、
高止まりの状態が続いていることは問題で、社会全体で危機感を共有すべきだ。
積極的に相談会などを行っている自治体では自殺者が減っているという事実があり、
今後は、自治体と民間団体が連携して、相談会をはじめとする対策を強化していく必要がある」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)