12/01/09 12:54:40.72 kyyPeZj20
>>11をはしょって説明すると、
【公務員試験】
問題:判例に照らし,妥当なのはどれか。
選択肢:公務員の選定罷免権を保障する憲法第15条第1項は,権利の性質上,日本国民のみをその対象としており,
我が国に在留する外国人のうち,永住者等であってその居住する地域の地方公共団体と特段に緊密な関係
を持つと認められるものについてであっても,法律をもって,地方公共団体の長,その議会の議員等に対する
選挙権を付与することは,憲法に違反する。
→判例はこの争点について傍論でしか判断していない。したがって、通説が容認説かどうかなんかにかかわらず、
「判例は存在しない」として、この肢は「妥当ではない」と判断するのが適切
【行政書士試験】
問題:最高裁判所の判例に照らし、妥当でないものはどれか。
選択肢:仮に立法によって外国人に対して地方参政権を認めることができるとしても、その実現は基本的に立法裁量の
問題である。
→判例はこの争点について傍論でしか判断していない。したがって争点について「判例は存在しない」として、この肢は
「妥当ではない」と判断するのが適切
公務員試験の方は問題として適切だけど、正直、行政書士試験の方は、法学素人がつくったような初歩的なミスとしか言えない