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島根県・隠岐島近海で見つかった漂流船。乗員3人は、関係当局の事情聴取に「北朝鮮から出港し、
漁の途中で漂流した」と説明しているが、北朝鮮情勢に詳しい専門家らからは、疑問視する声など
さまざまな見方が出ている。
第8管区海上保安本部(舞鶴)によると、漂流船は長さ約7メートルの木造で、船内にはエンジンと
衛星利用測位システム(GPS)などがあったが、水や食料はなく、漁具も見つかっていない。
山梨学院大の宮塚利雄みやつか・としお教授(朝鮮近現代経済史)は、北朝鮮では出漁に当局の許可が
必要と指摘した上で「漁業従事者なら許可証を所持しているはず。『漁の途中』との説明には疑問が残る」
と話す。「荒れる海で生き延びられたのも不思議。工作員でないかどうか徹底的に調査が必要だ」
「現代コリア」主幹の佐藤勝巳さとう・かつみ氏は、冬の寒さなどを考えると脱北目的の可能性は低いとしつつ、
「本当は韓国に向かうはずが誤って日本に着いてしまい、日本への警戒感から『漂着』と偽っているとも
考えられる」と推測する。
市民団体「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)の李英和リ・ヨンファ代表(関西大教授)は
「外交上の手続きは、前例のある脱北よりも前例のない漂流の方が難しい」と指摘。「北朝鮮が今後どのような
メッセージを出すのか注目したい」と話した。
ある公安関係者は、昨年9月に石川県沖の日本海で脱北者を保護した事例をあげ「(不審船の発見が)
短期間で続いている印象。不自然といえば不自然だ」と語った。
ソース
中国新聞 URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)