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福岡県のせっけん製造販売会社「悠香」が販売した「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品による小麦アレルギーの
深刻な状況が次々と明らかになっている。これまでに少なくとも569人が発症、ほかにも被害を訴えた人は1千人を
超えた。被害拡大の背景には、悠香や関係機関の対応の遅れがあったと指摘されている。被害対策弁護団が結成
され、年度内に集団提訴する見通しとなっている。
「せっけん一つで人生が変わってしまった」。茶のしずくを約3年半使い、重いアレルギーを発症した千葉県市川市の
女性会社員(38)はこう話す。
もともと食物アレルギーはなかった。しかし、使い始めて3年目。昼休みにパスタなどを食べて会社へ戻ると、突然、下痢、
嘔吐(おうと)、けいれん、呼吸困難などのショック症状が出た。救急搬送された後、検査で小麦アレルギーと判明した。
以来、小麦製品をまったく食べられなくなった。パンや麺類はもちろん、加工食品もつなぎに小麦が入っていることが多く、
成分を確かめないと怖くて口にできない。そのため外食は難しく、会社には弁当を持参する。「これから先、ずっとこの
生活が続くかと思うと怒りがこみ上げてくる」
※続きます。
産経msnニュース 2012.1.7 20:52
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
▽被害の訴えが相次いだ「茶のしずく石鹸」の旧製品(国民生活センター提供)(画像)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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