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★韓国人女優の「性接待」事件、国家機関の不法介入と警察の隠ぺい疑惑
所属事務所の社長に番組のプロデューサーや広告主への接待を強要されたことを苦に
して、2009年に自殺した韓国の女優チャン・ジャヨン事件に、韓国の国家情報院が不法
に介入していたとの疑惑が持ち上がった。韓国メディアは5日、相次いでこれを報じ、
多くの疑問を残したまま捜査終了となった同事件に再び注目が集まっている。
「国家情報院の介入」と「警察の隠ぺい」があったとの疑問を呈したのは、MBC
放送のイ・サンホ記者。イ記者は5日放送のモバイル専用ニュース番組『手の平TVニ
ュース』で所轄の盆唐警察署から入手した捜査資料と関係者からの証言を元に、チャン
・ジャヨンが自殺した同日に、国家情報院が元マネージャと接触していたと主張した。
さらに、警察は元マネージャに対する取り調べで国家情報院との接触について質問
をしており、元マネージャは国家情報院との接触を認めている。イ記者は国家情報院の
介入があっただけではなく、所轄の盆唐警察署が調査を怠ったと主張した。
この疑惑に対して、国家情報院関係者は「関係する人物がいるかどうか確認だけ」
と釈明しており、警察も隠ぺいを否認している。だが、イ記者は「国家情報院の不法介
入は明らかなもの」「証拠もある」とし、関連部署の適切な対応がない場合、来週の番
組ではチャン・ジャヨン事件の裏にある組織を暴露する考えを明らかにしており、大き
な波紋が予想される。
故チャン・ジャヨンは出演中のドラマ『花より男子』が大ヒット放送中の2009年3
月に自宅で自殺した。自殺する1週間前に元マネージャに実名を記した接待リストを渡
したが、多くの疑問を残したまま警察が早々捜査を打ち切った。
また、チャン・ジャヨンの死から2年後の2011年には「性接待は100回以上、31人」
と具体的に書かれた彼女直筆とされる手紙が公開されて一時騒然となったが、捜査の
結果、ねつ造であることが発表された経緯がある。
【社会ニュース】(編集担当:金志秀)
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