12/01/06 09:38:59.16 J2mRCsHN0
ていうか、ドルは不安定になってるんだよ。
冷戦下のような国際環境なら、まだ成り立ちうるけどさ。
世界に壁がなくなって、新興国が台頭しつつある。
そして米国自体が対外債務が多く、経常収支も赤字で通貨の信用は下落基調。
それを政治的力によって国際取引通貨として強制的に使わせてる。
その政治的強制力にほころびを生じれば、ドルの需要は一気に減少する。
つまりはドルの投売り状態に陥る。
ドルの価値が下がれば、ドル建て米国債の価値も下がる。
国債価値が下落し、米政府はさらに金利を上げざるえないが買い手はつかない。
アメリカ政府のデフォルトが最悪起きる可能性がある。
そうなれば、アメリカ経済は大混乱だろうな。
そうならないようにソフトランディングさせたい。
そのためには今発行してある国債を中央銀行が買い取るという、
中央銀行による実質的な国際引き受けをして
通貨を大量に供給し、貨幣価値を下げることでインフレを誘導する。
貨幣減価によるインフレにすることで政府の債務も減少させていく。
やがて、通貨が実用に耐えないほどインフレになったとこで新紙幣にデノミ。
その頃には米政府の債務はかなりが消失し、通貨安によって米国の為替競争力が回復する。
それまでは自国内の資源で乗り切ればいい、その力があるし。
そして実体経済で力をしっかりつけさせておいた企業の輸出を支援し始める。
やがて経常収支を黒字化し、米国経済を安定化させる。
これが米国のシナリオだな。