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「2012年、人類滅亡はある」
メキシコ、ユカタン半島に、世界遺産チチェン・イッツァの遺跡がある。
そこにはマヤの最高神ククルカンが降臨するといわれる、カスティーヨというピラミッドがある。
このピラミッドこそが、マヤの巨大なカレンダーそのもの。毎年、春分の日と秋分の日に神蛇の姿が影として浮かび上がり、
人々に正確な暦を伝えている。この暦の一年は365・2420日。これは現在のコンピューターを使った計測数値と0・0002日しか違わない精度だ。
そんなマヤの暦をつかさどるのがシャーマンと呼ばれる神官たち。
なかでも、マヤ最強と称されるフィリッペ・ヘスス氏に人類滅亡説について話を聞いた。
身長150㎝ほど。テンガロンハットにゾウリ履きという外見には、一見、最強シャーマンのイメージはない。
しかし、地元警察に協力して難事件を占いで解決したり、村人を悪霊から救ったりと、住民たちの信頼は絶大だ。
ヘスス氏は「普段は見せないんだが……」と言いながら、予言の儀式の取材を許してくれた。
祭壇に祈りの言葉をささげ始め、徐々にヘスス氏の体が揺れトランス状態に入っていく。
「暦が始まる前、暗黒の世界には太陽もなく、ただ神々だけが存在した。神々は世界を創造し太陽を作り、空と海を作った。
次に陸地を作り動物や植物を作った。最後に残った粘土で人を作った。太陽と大地ができて暦が生まれ、人だけがそれを操る力を身につけた」
暦を手に入れ、人間は自然をコントロールできるようになったということか? 2012年の人類滅亡について聞いてみた。
「人は暦を手に入れ、火を手に入れて、小さな太陽を作れるようになった。夜を支配したのだ。それで満足すればよかったのに、
自分が神になったと勘違いするものが現れた。うぬぼれた人々は太陽の報いを受けることになるだろう!
人に許されたのは暦と限られた火を使うことだけなのだ。おごったブクブ・カキッシュが滅びたように……粘土に返るだろう!」
ヘスス氏はとりつかれたように語るが、話が核心に近づくと、古代マヤ語になり、通訳も理解できない。
しかし、人類が大きすぎる火を使ったことが神々の怒りに触れて報いを受けるというのはわかった。
やはり、2012年の12月23日には何かが起きるのだ!
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