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2012年、日本政治の大きな争点の一つがTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加問題だ。
政治ジャーナリスト・渡辺乾介氏(『小沢一郎 嫌われる伝説』著者)が小沢一郎・元民主党代表にTPP問題についての見解を聞いた。
――TPP参加論者たちは、小沢さんはもともと市場開放論者だったじゃないかという物言いをする。
小沢:そう。僕は開放論者ですよ。
――かつてのウルグアイ・ラウンド(※1)の時も、いち早く開放して有利な交渉権を獲得しようとした。
小沢:僕はそう主張した。だけど、日本政府はそれをいえなかったわけだ。
あの時は自民党内で話が全部でき上がっていた後だから、そこから動かす余地はあまりなかったんだけれど、
僕は自由貿易に原則賛成したうえで交渉すればいいという意見だった。
今だって政府に交渉能力があるんだったら何も心配ないです。
――しかし……。
小沢:ないから心配になる。
――アメリカの言いなりになると、どういう問題が考えられるか。
小沢:協定書に載っているとおりですよ。23分野(※2)かな。でも、実はマスコミが一番騒いでいる農業なんて、アメリカにとっては大したことではないんですよ。
――それでアメリカが儲かるなんてことはない。
小沢:日本の農林水産業の年間総生産高は13兆円です。だから、金額だけでいえば大したことではない。
ただし、それに関わっている日本の農家は直接的な打撃を受ける。その対策は十分に講じなければならない。
でも、アメリカの狙いはそれじゃないんです。案の定、アメリカは挙げてきたでしょう。
郵貯とか医療とかですよ。アメリカは自分の都合のいいところの規制撤廃を求めてくる。すでにその国の市場に入り込んでいる分野は黙っている。
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