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さらに、日本ではこれまで破局的噴火が7000年から1万年に一度起きています。
阿蘇山のカルデラができたときは九州全体が全滅、動植物が死に絶えました。
鹿児島湾をつくった姶良(あいら)カルデラができたときは南九州が全滅。
前回の破局的噴火はちょうど700年前だから、そのうち再び大惨事が起きる危険性もある。
現在、最も危惧(きぐ)されているのが東海、東南海、南海の3連動。
東海地震だけでなく、東南海地震や南海地震も同時に起こる。
あるいは、1日とか2日以内に連続して発生するといった可能性ですね。
そして、もっと問題なのは次の東海地震が非常に大きいと予測されていること。
前回の超巨大地震は2000年前。 御前崎(おまえざき)や喜界島(きかいじま)、高知などで巨大津波の痕跡(こんせき)が出ています。
04年のスマトラ島沖地震と同じでM9クラス。こういうことが再び起きるかもしれない。
今まさに、「大地動乱の時代」がやってきているわけですが、大事なのは生き残ること。
そのためには、新しい家、頑丈な家に住んでください。2階建てのアパートなら2階に住むとか、できる限り築年数の新しいところ。
それと、もし今津波が来たらどこに逃げられるのかといったことを一度じっくりと考えてみてください。
一般市民にできる対策はそれくらいしかないですね。
●長尾年恭(東海大学地震予知研究センター長)
東海大学教授。専門は固体地球物理学、地震予知、地球熱学。
日本地震学会、火山学会、地球電磁気・惑星圏学会などに所属。著書に『地震予知研究の新展開』(近未来社)、
分担執筆に『地震予知の科学』(東京大学出版会)など