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東京電力福島第一原発事故で設定された警戒区域内にある
ペット繁殖業者が昨年4月、犬や猫など約100匹を盗まれる被害を
受けていたことが福島県南相馬市や業者などへの取材で分かった。
被害総額は約1000万円相当に上るという。
被害にあったのはブリーダーの井戸川牧子さん(34)で、被害届を南相馬署に提出した。
井戸川さんは、同市小高区で犬や猫など約100匹を繁殖していたが、4月22日に
政府によって警戒区域が設定されたため、同市原町区に避難した。
4月27日に、一時立ち入りで自宅を訪問した際には約30匹、
4月30日に訪問した際は、残りの70匹も盗まれていた。
犬猫が生活していたケージの鍵などはドライバーで開けられていたほか、
リードなど商品も盗まれており、5月中旬に南相馬署に被害届を出した。
4月下旬、小高区で見回りをしていた消防団が、防護服を着た約15人が
井戸川さん宅にトラックなど3台で乗り付け、犬猫を運び出しているのを見たという。
盗まれたのは、猫のアメリカンショートヘアや、セントバーナード犬など
1匹10万円以上する高額の動物で、ペット保護に当たっている
民間団体からも捕獲したなどの情報提供もないという。
井戸川さんは「動物がすべて逃げるとは考えられず、
どこかで生きていればと思っている」と話し、現在も
インターネットなどで犬や猫の行方を捜している。
(2012年1月1日12時00分 読売新聞)
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