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人の脂肪の細胞から10日間で人工多能性幹細胞(iPS細胞)をつくる技術を、京都大再生医科学研究所の
グループが開発した。大人の細胞では世界最短で、従来の半分以下。コスト削減にもつながる。
米医学専門誌で発表した。
再生研の中村達雄准教授らは、皮下脂肪に含まれる脂肪幹細胞からiPS細胞をつくる際、通常使う遺伝子の
ほかに5種類の薬を加えて、酸素の濃度を5%と薄めにした。すると、6日目でiPS細胞と同じ丸い形に変わり、
10日目に、iPS細胞になったことを示す現象を確認した。
薬剤は、細胞が分化するのに働く酵素をじゃまする作用がある。低酸素状態もiPS細胞づくりを速める。
できそこないの細胞が生きにくくする効果もあり、iPS細胞とより分けるのにも役立つ。
実験を担当した大学院生の島田英徳さんは「iPS細胞をつくる培養液はとても高価。作製期間が縮まり、コストが下がる」。
iPS細胞を皮膚の細胞からつくるには1カ月以上かかっていた。昨年、慶応大グループが血液中の
リンパ球で25日という最短記録を出した。
ソース
URLリンク(www.asahi.com)