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○「秋田にパンダ」実現性低そう…調査団派遣延期
秋田市は、大森山動物園へのジャイアントパンダの誘致可能性を調査するため、
来年１月に予定していた中国への調査団派遣を延期した。
今月２５日の日中首脳会談で、仙台市へのパンダの貸与が合意に達したため、
実現する可能性は低いと判断した。
秋田市は今夏、「復興のシンボルとして秋田にパンダを誘致しよう」という市民団体の
要望を受け、パンダ誘致に向けた調査や検討を開始。市議会１１月定例会に、
中国での調査関連費用３６０万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出し、
今月２０日、賛成多数で可決された。来年１月１０～１５日、石井周悦副市長を
団長とする調査団１２人を北京市などに派遣し、パンダの飼育施設などを視察
する予定だった。
実現性が低いなどとして予算案に反対した会派「フォーラム２１」（３人）は今月２７日、
派遣中止を求める要請書を穂積志市長に提出。同じく反対した「護憲・わんぱくの会」
（１人）の倉田芳浩議員は「予算規模は小さいが、市民の平均年収に匹敵する。
市は税金を使う意識が薄い」と批判した。
市は２７日、延期を発表。航空運賃や宿泊のキャンセル料が発生するという。
市企画調整課は「今後も仙台市の動きを注視し、対応を検討したい」としている。
□ソース：読売新聞
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