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NHKの番組に最近、「性」に踏み込んだ内容が目立ち、賛否両論を呼んでいる。情報番組「あさイチ」
(月~金、総合午前8時15分)ではセックスレスなどを特集、夜のドラマではベッドシーンも珍しくなくなり、
深夜にはお色気料理番組すら登場した。
「女性の悩みに応えている」と評価する声もある一方、「受信料で運営する公共放送がやるべき内容なのか」といった批判も出ている。
「あさイチ」は、40歳前後の「アラフォー」女性にNHK視聴を促す戦略で昨春スタート。
これまで「子宮」「女性ホルモン」などの健康系から、「エア(妄想)恋愛」といったテーマまで、性をタブー視しない特集が話題を呼んでいる。
夫婦間のセックスレスは2回取り上げ、10月19日の放送では、その改善策として女性の膣を引き締める
「膣トレーニング」が有働由美子アナウンサーの実演で行われた。
この放送回に寄せられたメール、ファクスは約2千通。
「朝からセックスの話は見たくない」などの批判もあったが、NHKによると95%は好意的な声だったという。
「あさイチ」の井上勝弘プロデューサーは「女性の不満や不安に答えるのが番組の役目。
公共放送の役割は、必要で正しい情報を提供することだ」と語る。
閉経を扱った回で出演し、性交痛について解説したコスモス女性クリニック(川崎市中原区)の野末悦子医師(79)は
どこも光を当ててくれなかった悩みを勇気をもって取り上げてくれたのは良い。
性についてのテーマを“ひわいなこと”におとしめるのがいけない」と理解を示す。
一方で、「やるからには、より正確で、皆が不愉快にならないようにしてほしい」とも注文をつける。
20日に終了した午後10時台の連続ドラマ「カレ、夫、男友達」では、初回から男性が
女性にマヨネーズを頭からかける暴力シーンが登場。以降も女性が男性に馬乗りになるなど過激な場面が続いた。
NHK広報局は「今回が特別なわけではなく、物語に必要な演出をしただけ」としている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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