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■社会保障と税―オトナはわかってる?
いま、政治をやっているオトナたちは、消費税率を上げるかどうかで、大騒ぎなんだって。
「景気が悪いのに増税したら、国民の生活がたいへんだ」とか「ムダがあるうちは、国民に負担増を求められない」って叫んで反対するヒトが多くて、
首相の「年内に決める」って約束が守れるかどうかビミョーになってるらしいね。
でも、僕たちからすると「ちょっと待ってよ」だよ。
聞いてくれる?
いま、税金を上げようとしてるのは「お年寄りが増えて社会保障の費用がかかるから」ってことでしょ。お医者さんに診てもらったり、
介護でヘルパーさんに食事を手伝ってもらったりするためのお金だよね。
それは、いまのオトナたちが払うのが筋でしょう。同じ時代に、このニッポンにくらしてるヒトたちが助け合うってのが、社会保障なんだからさあ。
サービスを受けてるのは僕たちじゃないよ。でも実は、あとから請求書が回ってくると聞いてびっくりだ。
国の来年度の収入のうち4割ちょっとは「赤字国債」を売ってつくるんだって。
何十年も使える学校とか橋をつくるためじゃなくて、単に「生活費が足りないから」って借金するわけ。
つまり、29兆円近くを使う社会保障の費用も、12兆円ぐらいは借金頼みってことじゃない。それって、だれが返すのさ?
あと、「ムダをなくすのが先だろう」っていうのも、ひどい話だと思わない?
ムダがあるのかどうかは知らないけど、それも含めていまのオトナが責任もってほしいよ。
自分たちでつくったムダをなくせないからって、僕らに払わせるって身勝手すぎるよ。 (>>2-3へ続く)
asahi.com 2011年12月28日(水)付
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