11/12/28 04:41:03.72 jFUm0SvQ0
>発電所対策本部、本店対策本部でも誰一人としてICが機能していないという疑問を指摘した者はいなかった。
>吉田所長は「これまで考えたことのなかった事態に遭遇し、情報に追われ、重要情報を総合的に判断する余裕がなくなっていた」と供述する。
>結局、今回のような事態を想定し、対処に必要な教育、訓練がされていなかったと言うほかない。
報告書によると、非常用復水器を扱った経験が誰にもなくて、冷却できてないとずっと気づかなかったらしい。
1号機のベントに必要な弁を開けるためには高線量の建屋内に入らなければならなかった。
>午前9時15分、第1班が弁を手動で25%開にして戻った。
>第2班は線量限度の100ミリシーベルトを超える可能性があったため操作を断念。
>午前10時以降、中央制御室で弁を開ける操作を3度試みると、原発正門付近の線量が上昇、ベントできた可能性が高いと判断した。
>しかし、午前11時15分には再び線量が下がり、ベントは十分効いていない可能性があると判断を改めた。
>担当者にはベントをちゅうちょした事実は認められない。しかし吉田所長は11日夜まで、差し迫ったベントの必要性を感じていなかった。
吉田所長は初動の段階でベントの必要性を甘く見ていたようだ。
もちろん、線量や余震の問題でベントがしにくかったことはあるが、ベントの必要性を痛感したのは、首相に怒鳴られてから。
なお、適切な手段を講じても水蒸気爆発が防げたかどうかは、わからないと報告書は結論付けている。