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来年のNHK大河ドラマは、『平清盛』だ。かつて大悪人のイメージが強かった
清盛だが、平治の乱では、生け捕りにされた当時13歳の源頼朝の命を助けている。
歴史学者の本郷和人さんは、「おおらかであたたかな人だったに違いありません」と
小紙に書いていた。
800年以上前の歴史上の人物なら、評価が大きく変わるのも仕方がない。
ついこの間まで日本の首相を務めていた菅直人氏の、まったく違う人物像を
見せられると戸惑ってしまう。
23日に放映された「1000年後に残したい…報道映像2011」(日本テレビ系)では、
東京電力福島第1原発の事故への首相官邸の対応を、関係者の証言を交えて
ドキュメンタリードラマで再現していた。
おろおろするばかりの東電の社長や学者とは対照的に、閣僚たちは
毅然(きぜん)としている。なかでも大和田伸也さん演じる菅首相のリーダーシップは、
目を見張るほどだった。
ところが、当時政府の現地対策本部長を務めた池田元久前経済産業副大臣が、
覚書に記した菅氏の姿は百八十度違う。「何のために俺がここに来たと思っているのか!」。
原発に乗り込んで、怒鳴り声ばかりを上げていた。その振る舞いは、
「指導者の資質を考えざるを得なかった」という。菅氏ら政府中枢の事故対応は、
果たして適切だったのか。
「失敗学」で知られる畑村洋太郎東大名誉教授が委員長を務める政府の
事故調査・検証委員会の検証に期待していた。ところが、きのう公表された
中間報告によると、肝心の菅氏や当時の閣僚への聴取は、まだ行われていないという。
ドラマで自己弁護する前に、委員会の調査に協力するのが、道理というものではないですか、菅さん。