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このままいけば、新市長と反維新系職員の全面対決は、ほぼ確実。もっとも橋下新市長は当面、
対決よりも対話を重視する方針だという。そのため一部では「府庁で苦労したから橋下さんも変わった」
という声も出ているようだが、それをまともに信じる職員は少ない。市職労の関係者が語る。
「人の話を聞くようになったなんて、とんでもない。独裁者のレッテルに辟易しているので、
そういうポーズをとっているだけです。力の勝負ならいつでもできるという、余裕の表れなんでしょう」
■大阪・橋下市長いよいよ登庁で役人天国・50代幹部職員が卒倒寸前! ハシズム劇場裏(2)
嵐の前の静けさが、いつまで続くかが気になるところ。このような不穏と不安が入り交ざった空気とは
別に、今、大阪市では、気になる動きが起こっている。ある大阪市職員OBが言う。
「実は複数の中堅幹部職員が、この機会にということで、早期退職を検討しています。全員、能力のある
優秀な人たちで、もし彼らが抜けたら、それこそ大阪市の損失になりますよ」
その中には、純粋な異議申し立ての職員もいるようだが、一番の原因は、やはりこれから起こるであろう、
市長と職員の対立のようだ。年齢的には退職が見えてきた50代後半が多いという。
「このままでは、中間管理職はいずれ両者の板挟みになるのは必至。しかもその溝の深さは、これまでとは
ケタ違い。そんなことで苦労するぐらいなら、早く楽になろうということです」(同)
さらに橋下知事時代の大阪府庁で職員の自殺が相次いだことも、管理職たちのやる気を萎えさせている
原因の一つだ。
「仕事のハードさは正直言って府よりも市の方が上なんです。そこに自殺の原因を作ったかもしれない人が
トップに来るんですよ。正直言って、同じ道をたどるのかと気が滅入るのも当然の話」(区役所勤務の男性職員)
(>>2-に続く)
▽週刊実話
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