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天皇陛下は23日、78歳の誕生日を迎えた。今年は体調への配慮から記者会見をやめ、宮内記者会に
感想を文書で寄せた。「災害に明け暮れた心の重い年でした」とつづり、東日本大震災や国内外の
水害など災害への言及が大半を占めた。
天皇陛下の記者会見が1年を通じてなかったのは、同様に体調を考慮した2008年以来、3年ぶり。
震災について「家族や親しい人を亡くした人々の悲しみはいかばかりか。住まいや生活の場を失った人々、
原発事故で地域に住めなくなった人々が深く案じられます」と思いを致した。「被災者が助け合って困難を
乗り越えようとしていることを心強く思いました」と印象を記し、救援や原発事故対応にあたった自衛隊や
警察、消防、海上保安庁、自治体、東京電力などの関係者の努力や、諸外国の救援に謝意を表した。
1993年の北海道南西沖地震で津波に遭った奥尻島に言及し「被災地の人が奥尻島の津波災害を
知っていたら、より多くの人が助かったのではないか」と指摘。「災害時の悲しみを記憶から消すことなく、
将来に備えなければ」と、過去に学び防災に取り組む大切さを呼びかけた。
今年が太平洋戦争開戦70年であることにも触れ「戦争の記憶が薄れようとしている今日、歴史を学び、
平和に思いを致すことはきわめて重要」と強調した。
ご自身の体調については「私の健康を気遣ってくれた人々に謝意を表します。体調も今では発病前の状態と
変わらないように感じています」とつづっている。
ソース
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