11/12/23 00:40:35.65 0
国土交通省が22日、八ツ場ダム(群馬県)の本体工事再開を発表したことで、
工事中止を訴えてきた民主党の前原誠司政調会長は完全にメンツを潰された。
前原氏はなおも「最高意思決定機関である政府・民主三役会議がどのような決断をするかにかかっている」と
“逆転裁定”に望みをかけるが、これまでにも数々の「言うだけ番長」ぶりを指摘されてきた政調会長。
進退も含めた厳しい決断を迫られそうだ。
22日昼、前原氏は“勝利”を確信していた。「本体工事に予算がつけば、国交省の予算そのものを認めることができない」
首相官邸で藤村修官房長官と会談した前原氏は、記者団にこう言い切った。
藤村氏からは(1)利根川水系の河川整備計画を早急に策定(2)建設中止で影響を受ける
住民の生活再建を支援する法律の次期通常国会への提出を目指す-との「官房長官裁定」を示された。
前原氏は「これではただちに本体工事を再開できない」と踏んだのだ。
しかし藤村氏はその後、工事再開の可否を判断するのは国交省だとして調整役を降りた。
前田武志国交相も当初方針通り工事再開を決断した。前原氏の“勝利宣言”は早合点だった。
23日の政府・民主三役会議での逆転にいちるの望みをかける前原氏だが、そこでも自身の主張が通るような状況ではない。
22日夕に国会内で行われた党国交部門会議。「これでは与党は何なんだといわれる」などと国交省批判が相次いだが、
その不満の矛先は今後、「頼りない政調会長」に向けられる可能性が高い。
「前原さんの発言について、言ったことで実現しないものもあるなという評価がありまして…」
22日午後、日本記者クラブで講演した前原氏にこんな質問が飛んだ。
前原氏は「某産経新聞だと思うが、それを言ったのは」と述べ、自分の言ったことが実はいかに実現していたか力説したが、
その舌も乾かぬうちに、八ツ場ダム問題も「言行不一致」となった。党の政策責任者としては致命的な失態だ。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)