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藤村修官房長官は21日午後の記者会見で、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記死去を受け、
日本政府として弔意を示す考えはないとの認識を表明した。拉致被害者や家族らの心情に配慮した
とみられる。
藤村氏は北朝鮮側が28日に平壌(ピョンヤン)で開く葬儀と、29日の中央追悼大会などに際し弔意を
示す予定があるかとの質問に「特にない」と答えた。
藤村氏は死去の報を受けた直後の19日午後に開いた臨時記者会見では「哀悼の意を表したい」と
述べていたが、この発言について「日本的文化の一般的常識の範囲で、私が哀悼の意を表したに
すぎない」と釈明した。
1994年7月の金日成主席の死去時、村山富市首相(当時)は秘書官を通じて「深甚なる弔意を表したい」
とのコメントを発表した経緯がある。
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