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市川住職は飛田美善(久保山火葬場)場長とともに三文字弁護人宅を訪れた。三文字弁護人は二人に
東京裁判の経過と不公正を話し、ニュルベルク裁判のドイツ人処刑者の遺骨は粉砕されて大西洋上に
吹き飛ばされ、遺族には一片の遺骨も渡されなかったことなどを熱っぽく語った。
話を聞き終えた飛田場長はきっぱりと言った。
「(中略)なんとか彼らの隙を見て、東条さん以下の方々の遺骨の一部を必ず保留いたしましょう」
(出典『敗者』)
(中略)
飛田場長たちは監視の米兵の眼を盗んでかすめ取った遺骨を、用意していた七つの骨壺に素早く納め、
焼却炉の裏側に隠すことに成功した。
ところが、計画は露見してしまった。
(太平洋戦争研究会編「東京裁判」より)