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日本国内の複数の原子力施設で、国際原子力機関(IAEA)に報告していない核物質が
あることが文部科学省などの調査で分かり、中川文科相は20日、来日中の天野之弥・
IAEA事務局長との会談で「徹底的に調査して報告したい」と述べた。
同省などによると、日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県)で昨年、
放射性廃棄物に関する記録を調べていたところ、IAEAへ申告していない核物質が発見された。
これを受け、同省は今年に入って全国262か所の対象施設で調査を実施。一部施設で
申告していない核物質が確認された。これら核物質の大半は、IAEA保障措置協定で
申告が義務づけられた1978年よりも前のもので、廃棄物として安全に管理されているという。
同省では核種や保管量を確定したうえで、IAEAへ報告する方針だ。
▼YOMIURI ONLINE(読売新聞) [2011年12月20日19時15分]
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