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・選挙で「大阪都構想」を掲げ「市役所をぶっ壊す!」と激しくボルテージを上げた橋下氏は、
現職で再選を目指した平松邦夫氏に20万票以上の大差で完勝した。ところが、である。
「僕の考えている民意とは違う」。選挙戦翌日、テレビ局記者に感想を聞かれた市職員が
堂々とこう反論する姿が、お茶の間に流れた。
これに対し橋下氏は「民意を無視する職員は去ってもらう」と激怒。就任前のヒアリングで、
市総務局に「職員の考えている民意とは何か。政治と行政の役割を踏まえた組織マネジメントを
考えるように」と指示。くだんの職員も特定し、弁明書を出させた。
市に寄せられた声も「選挙結果に従うべきだ」「市職員の態度が悪い」などが多く、橋下氏に追い風となった。
大阪市の歴代市長は助役経験者(平松氏を除く)が続き、市当局と労働組合、議会与党会派が一体で支えた。
今回、こうした「なれ合い」ともいえる構図が初めて崩れた。
「官民格差の是正」が全国的に叫ばれる中、職員の厚遇ぶりや「カラ残業」「ヤミ手当」「公金使いこみ」
などの不祥事を覚えている市民の視線は冷たい。橋下氏に1票を投じたというタクシー運転手(58)が
言っていた。「この間、市OBを名乗る人を乗せたら『職員の不祥事を数え切れないほど知っとる。本を2、3冊
書けるぐらいや』と言うてましたわ。橋下さんぐらいじゃないと、役所の体質は変わらんのと違いますか」
市当局も「反省」を繰り返してきたはずだが、11月中に懲戒処分された職員は18人に上る。
平松市政時代に施行された職員倫理条例も役に立たなかった。中でも清掃業務などにあたる
技能職員の不祥事が相次ぎ、10月には覚せい剤取締法違反容疑で、今月には別の職員が
殺人未遂容疑で逮捕された。(>>2-10につづく)
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