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・1969年に放送を開始したTBSの長寿時代劇「水戸黄門」(月曜後8・00)が19日放送の
「水戸黄門最終回スペシャル」で42年の歴史に幕を下ろした。最終回スペシャルの視聴率は
13・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが20日に判明。最終回は午後7時からの
2時間のスペシャル版で放送された。
69年8月4日に放送開始した同作は、黄門一行が悪人を懲らしめる痛快で、分かりやすい
ストーリーが人気となった。「この紋所が目に入らぬか!」などの名せりふで親しまれ、
放送回数は全1227回。「黄門さま」をはじめ、「助さん」「格さん」「うっかり八兵衛」など
キャラクターも人気を集めた。79年2月5日放送の第9部最終回では43・7%をマークしたが、
最近では視聴率も低迷していた。7月から先週まで放送されていた第43部でも、終始10%
前後と伸びず、全21話の平均は9・7%だった。
主人公の水戸光圀役は初代の東野英治郎さん(享年86)、西村晃さん(享年74)、
佐野浅夫(86)、石坂浩二(70)と続き、最後となった5代目の里見浩太朗(75)は
71年~88年に佐々木助三郎役で熱演し、02年から黄門役を務めていた。
最終回スペシャルは、第43部の最後の旅から戻って数年後の水戸老公一行の活躍を
描いたもので、助さん(東幹久・42)の結婚式や父親となった格さん(的場浩司・42)の
シーンなども見られた。神田正輝(60)、西岡徳馬(65)、西川きよし(65)、みのもんた(67)、
佐藤めぐみ(27)ら豪華なゲストが多数出演したほか、歴代の格さん役の横内正(70)、
大和田伸也(64)、伊吹吾郎(65)、3代目助さんのあおい輝彦(63)、八兵衛役の
高橋元太郎(70)らが新たな配役で出演するなど、オールスター勢ぞろいだった。
また、名物シーンとして人気を集めた女忍者・疾風のお娟役の由美かおる(60)の
201回目となる入浴シーンも久々に復活した。さらには、おなじみの印籠も2度登場し、
横内ら歴代の“格さん”から現“格さん”(的場)へリレー形式で渡されるという最終回
らしいスペシャルな演出も見られた。
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