11/12/19 18:28:24.92 6aso3oPuO
>>221
■中産階級の没落に襲いかかるインフレの追い撃ち
▽《スクリューフレーション》…「中間層の貧困化」と「インフレ」を掛け合わせた造語
本来、景気が良くなれば物価が上がるが、物価だけ、特に、生活必需品価格の上昇が中間を直撃して、購買力が減退し、景気をさらに低迷させる。
原因は、新興国の成長と投機資金により、生活必需品に直結する食料とエネルギー価格の上昇。
問題は、先進国が過去に経験しておらず、これまでの政策では解決できない。
『2010年もデフレは進んだが、個別で見れば、「食料」「光熱・水道」「交通・通信」(主にガソリン代)の三分野は物価が上がった』。
(原油価格の上昇は、燃料費・交通費のほか、生鮮食品にも反映される)
『これらは生活必需品で、所得が低くなるほど消費支出に占める割当が大きくなり、生活がより厳しくなる』。
■参考
◆日本から「中流家庭」か消える![週刊文春 2011/10/13号]
■金融緩和をしても、賃金は増えていないことに注目しよう。
金融緩和で、確かに失業率は下げ止まるかもしれないが、劇的に改善するわけではなく横ばいになり、ましてや賃金が増えるわけではない。
金融緩和により、エネルギー価格が上昇。
エネルギー価格の上昇で、事実上のインフレ税が(特に中所得層の下と低所得層に)課せられる。
エネルギーに関わる消費は抑えられないから、その分、他の消費を抑制する(特に価格が高い耐久消費財)。
そういう状況により、数年(1~5年)のタイムラグで、商品価格の値下げ(か、または価格維持のために機能や容量などのカット)が余儀なくされる。
これが「金融緩和によるデフレ」。金融緩和により、景気回復や賃金上昇、デフレ解消はしない。
■貧困家庭ほど、光熱費は厳しい。普通の物ならば、値段が上がれば消費を抑制すればいいが、光熱費の場合は削減ができない。
特に、お金がない貧困家庭は、もう節電し切っている。もっと節電効果のある家電製品に買い替えようと思っても、お金がない。