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古今東西の悪習に、隣り合う国の不仲がある。攻めて攻められ、取ったり取られたり。要らぬ戦を
四海が防いだ分、日本は仲直りの経験も乏しい。双方の責任ながら、一度こじれるといけない
▼訪日した李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領が、野田首相との会談で、旧日本軍の慰安婦問題に
初めて言及した。この件を優先して解決する「誠実な勇気」を促したという。首相は国交回復時に
解決ずみとの立場を繰り返し、慰安婦像の早期撤去を求めた
▼ソウルの日本大使館前にできた像は、慰安婦の少女期をモチーフとする。民族衣装で椅子に座り、
道を隔てた日の丸を見つめている。日本に謝罪と賠償を求める団体が、この場での集会が千回に
なったのを記念して建立した
▼日本にすれば、在外公館の尊厳を損ねる非礼にあたるが、大統領は憲法裁判所と世論に背を押され、
強く出ざるを得ない。お互い別の隣国に難渋している折なのに、未来志向の関係に銅像ひとつが水を差す。
残念ながら日韓の現実である
▼韓国政府に届け出た元慰安婦は、今年16人が亡くなり、存命は63人になった。しわに刻まれた
風雪は偲(しの)んで余りある。だが、少女像が日本の世論をとがらせては、抜けるトゲも抜けず、
双方の不幸となろう
▼売り言葉に買い言葉という。同じことを、あちらではより前向きに、優しく「行く言葉が美しければ、
来る言葉も美しい」と説くらしい。文化や芸能で深まる絆を思えば、越えられぬ壁はない。反日と
嫌韓の連鎖はそろそろ断ち切りたい。
ソース:URLリンク(www.asahi.com)
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