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男女共学なのに、30年以上にわたって男子生徒がいない県立第一高校(熊本市)が、男子獲得に向けた
取り組みを強めている。同窓会が独自に中学生の入学希望を調べたり、専用の奨学金制度をつくったり。
これからの本格的な受験シーズンを前に「男子よ、来て!」の熱烈コールが続く。
1903年開校で、校章に使われている「白梅」をシンボルに、凜(りん)とした人の育成をめざすという伝統校。
だが、78年に3人が卒業したのを最後に男子生徒がいない。元々の女学校のイメージが強く、49年に共学に
なって間もない頃から男子獲得に苦労してきたという。
そこで乗り出したのが同窓会の「清香会」だ。昨年に男女共学推進委員会を立ち上げ、今年は熊本市内の
35の学習塾に協力を求め、同校に入学を希望している男子中学生がどれほどいるかを調べた。
その結果、52人が第1志望に同校を挙げた。第2、第3も含めると117人に上ったといい、同窓生の間では
34年ぶりの男子の入学に期待が高まっているという。来年1、2月に県教委から出願状況が発表されるが、
「希望を持っています」と田中扶慈子委員長。
「男子しらうめ奨学金」制度も新設。「勉学の志高く、生活面でも他の模範となる男子生徒」に対し、
月1万5千円を支給するというものだ。
asahi.com:第一高「男子来たれ」-マイタウン熊本
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