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2008年06月15日 原発でなぜ児童労働が?
(略)
そして18歳未満の年少者を危険な業務に使うことは、国際的には「最悪の形態の児童労
働」と見なされています。(ILO第182号条約「最悪の形態の児童労働条約」(1999年))
ところがです、その最悪の形態の児童労働がつい先頃、東京電力と東北電力の原子力発
電所で見つかりました。定期検査を請け負った東芝の三次下請け会社の臨時作業員に、18
歳未満が8人いたのです。
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8人は年齢を偽って放射線管理手帳を取得し、6人は実際に放射線管理区域内で作業をして
いたといいます。立派な児童労働であり、サプライチェーンマネジメントの観点からすれ
ば、親請けの東芝や発注元の電力会社の責任も重大です。
東芝は、東京電力と東北電力から請け負った三カ所の原子力発電所の定期検査で、東芝
の三次下請け会社の臨時作業員八人が十八歳未満なのに年齢を偽って放射線管理手帳を取
得し、そのうち六人が労働基準法に反して放射線管理区域内の作業に従事していたことを
公表した。放射線管理区域での就労は十八歳以上であることが労基法で定められており、
就労に際しては、放射線管理手帳が必要とされている。各原発の地元の労働基準監督署は、
労基法違反の可能性もあるとみて、それぞれ調査している。
東芝によると、三次下請け会社が八人を雇用しようとした際に仲介者が、改ざんした住
民票などを管理手帳の認定発行業者に提出し不正に手帳を取得していた疑いがあるという。
東芝は労基署と各電力会社に報告した。
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出典:「18歳未満が原発作業 管理区域 東芝下請け、年齢偽り」(東京新聞、2008年
6月4日)
しかしこれは決して初めてのケースではなく、過去においては高校生が関西電力の原発の
定期検査に入り、被爆をしている例もあるそうです。(参考:「環境破壊の衝撃 1966-20
07」樋口健二、新風社文庫)
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