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生徒の万引きが多発した県立高校の校名を県監査委員が公表して再発防止を求めた問題で、
県教委の安倍徹教育長は15日、県議会文教警察委員会で「(問題発覚後の)学校の対応は
十分だった。その上であえて公表されたことについては、残念」と述べ、疑問を投げかけた。
今後、県教委で議論し県監査委員への対応を検討する。
安倍教育長は、校名を公表した際、関係のない卒業生、在校生への影響をどう考慮したのか、
検証する必要があるとの認識を示した。その上で「公表の意図が学校、保護者、教育委員会への
警鐘ならば、校名を公表しなくても教育委員会やPTAに指導する方法があった」と指摘した。
校名公表後、同校には30件以上の電話が寄せられ、「ネットの書き込みがひどく耐えられない」と
訴える生徒もいるといい、蓮池章平県議(公明)は「この高校の汚名返上は県教委を挙げて取り組んでほしい」と
要望した。
この問題では、川勝平太知事が公表を「当然」と評価し、県弁護士会子どもの権利委員会は
「人権侵害にあたる可能性が高い」と調査を申し入れている。
万引きは組織的な集団万引きだった。同校は県教委学校教育課に報告。同課は学校に対応を指導したものの、
この情報を教育長や教育委員へ上げていなかった。
安倍教育長は「処理対応は十分でなかった」と陳謝し、組織的な万引きだけでなく▽学校や保護者が警察に
届け出た時▽深刻ないじめを認知した時▽生徒が病院に搬送された時--など8項目について、速やかに
情報共有するよう徹底したと説明した。
同委員会では、教職員の相次ぐ不祥事に対する集中審議も行われ、金子容子教育委員長に対し21日の
議会閉会後、「不祥事根絶と委員の奮起を求める」と文書で申し入れることを決めた。【平林由梨】
万引き:多発校の公表、教育長が疑問視 「学校側の対応は十分」 /静岡 - 毎日jp(毎日新聞)
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