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韓国系オンラインゲーム大手、ネクソン（東京）が１４日、東京証券取引所第１部に上場し、
公募価格（１３００円）をやや上回る１３０７円の初値を付けた。初値に基づく時価総額は
約５５００億円。３月に上場したスナック菓子大手、カルビーの約６６０億円を上回り、
ことし最大の新規上場となった。
上場後に記者会見した崔承祐社長は「連結売上高で毎年２０％以上の成長を確保したい」
と述べ、事業の拡大に自信を示した。上場に伴って調達した約９００億円はゲームの研究
開発体制の強化やコンテンツの拡充、企業の合併・買収（Ｍ＆Ａ）などに充てる。
ネクソン株は取引開始直後に１３１０円にまで上昇したが、その後は利益確定のための
売り注文が優勢となり１２２２円まで値を下げた。１４日の終値は公募価格から３０円安の
１２７０円だった。
大手証券のアナリストは「急成長しているネクソンは投資家の注目も高かったが、市場全体が
下落基調の中で苦戦した」と説明した。
ネクソンは韓国で創業し、日本でも「メイプルストーリー」「アラド戦記」などのゲームが人気だ。
米国、中国でも事業を展開している。２０１１年１２月期連結決算の売上高予想は、前期比
２２・１％増の８５２億円。従業員数は９月末時点で約３２００人。（共同）
▼nikkansports.com [2011年12月14日22時37分]
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