11/12/14 22:10:04.26 0 BE:2037101478-PLT(12066)
欧州債務危機への不安が再燃し、外国為替市場でユーロ売りの動きが活発化している。
14日早朝の東京市場では、前日終値比1円以上安い1ユーロ=101円40銭台まで下落し、今年10月上旬以来、
約2カ月ぶりの安値をつけた。ユーロ圏各国の国債の格下げ観測も市場の懸念材料となっており、不安定な相場環境が続きそうだ。
ユーロ売りが加速したのは13日午前(現地時間)のニューヨーク市場。欧州安定メカニズム(ESM)の資金規模引き上げに、
独メルケル首相が否定的な見解を示したと報じられ、欧州危機への不安が高まった。ユーロは対ドルでも売り込まれ、
一時1ユーロ=1.30ドル程度と今年1月上旬以来、約11カ月ぶりの水準に急落。
米連邦準備制度理事会(FRB)が同日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で景気回復に前向きな認識を示し、
一段の金融緩和観測が遠のいたことも影響した。
欧州危機を巡っては、米大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が
5日にユーロ圏15カ国の国債格付けを引き下げる方向で見直すと発表。最上位格のフランス国債が格下げされれば、
現行の安全網である欧州金融安定化基金(EFSF)が崩壊しかねず、市場の緊張感は高まっている。
三菱UFJ信託銀行の塚田常雅グループマネジャーは「実際に格下げされれば投資家のユーロ離れに拍車がかかり、
1ユーロ=100円割れの可能性もある」と指摘する。【大久保渉】
毎日新聞 2011年12月14日 21時53分
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