11/12/14 09:42:14.03 0
そのように考え始めたのはいつごろからでしょうか。
樋渡市長 10年ほど前からですね。だって、2ちゃんねるでぼろくそに書かれるんだから。
僕は当時総務省の役人だったんですが、スレッドが5つくらい立ってめちゃくちゃに叩かれた。
例えば僕は大阪府高槻市に出向したとき関西大学を誘致しようとして、結果的にそれは成功したんですが、
そのときもものすごく悪口を書かれましたね。しかも、それを書いているのが誰だか分かればまだいいんですが、
分からないわけですよ。だから当時「これはだめだな」と思った。全然建設的じゃないし、“便所の落書き”だと。
こうした自分の経験を踏まえて、やはりWebサイトには実名制があったほうがいいと思っていました。
さらに、双方向性がないと意見が広がらないからもったいない。
例えば誰かと誰かがやり取りしているときに、双方向性があれば他の人も会話に入ってこれますよね。
このようなことをずっと考えていて、Twitterが出てきたときは「これかな」と思いました。
でもTwitterの場合は実名制が担保されていないし、だんだんノイズが入ってきてしまって。
「これはちょっと違うかな」と思い始めたころに、Facebookと出会ったわけです。
Facebookを使い始めたころ、まだ100人ほどしかフレンドがいなかったんですが、自分の投稿などに対する反応がすごく良かった。
もちろん反応といっても僕のことを礼賛するわけではなく、「こうしたらもっといいんじゃないか」とか
「こういう参考資料があるよ」とか。こうやって自分が使いこんでいくうちに、これは行政でも活用できるんじゃないかと思い始めました。
要するに、Facebookは基本的に実名利用というところが一番大きいですね。
自分が2ちゃんねるで叩かれまくっていた10年前から思っていたことを、今ようやくクリアできた。
これが、市のページをFacebookに移行しようとしたきっかけです。