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【ニッポン病院の実力】肺がんを最先端技術で診断・治療
★聖マリアンナ医科大学病院
2011.12.11
コンピューター画像診断や気管支鏡などの進歩により、
ごく小さな段階で見つかるようになっている肺がんだが、国内では年間およそ7万人が命を落としている。
さまざまな診断技術が開発されているにも関わらず、多くの人が受けているレントゲン撮影や、
痰の中にがん細胞がないかを調べる喀痰(かくたん)検査だけでは、見逃されている早期がんがあるからだ。
現在、世界的には、人の吐く息で肺がんを調べる方法について研究が進められている。
呼気には揮発性有機化合物が含まれ、それを分析すると、肺がんの有無だけでなく、
がんの種類や呼吸のできにくくなる慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの診断も可能になるという。
しかも、機械によっては検査結果が出るまでたった8分。簡便で短時間の検査が可能なため、
将来的に健康診断などに導入されることで、より多くの早期肺がんや初期のCOPDを見つけることへの期待が高い。
そんな世界最新の呼気分析の研究を今年1月からスタートしたのが聖マリアンナ医科大学病院呼吸器・感染症内科。
最先端の気管支鏡を用いた診断と治療(呼吸器インターベンション)のメッカで、国内トップクラスの実力を誇る。
「早期の肺がんであれば、ダイオードレーザーによるPDT(光線力学的治療)で治療を行うことが可能です。
また、手術や放射線、抗がん剤など治療法はいろいろあります。
簡単に早期の肺がんを発見できる方法さえあれば、もっと多くの人を救うことができるのです。
そのために検査方法の研究も進めています」とは、同科の宮澤輝臣教授(62)。
長年、「呼吸困難を克服する」ことをテーマに研究に取り組んできた。気道を広げるための気管支ステントでは、
「MIYAZAWAステント」を開発するなど、常に最先端技術の先駆者であり続けている。
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