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・「マル調」が4か月かけて入手した、ある人事評価に関する資料。
「昇格が必要ではないか」ですとか、「異動を考えるべき」などです。
これら全て奈良市の職員のものですが、役所の評価ではありません。
いったい誰がこんなことをやっているのか?「マル調」が追跡しました。
「口利き」とは、議員が公務員の仕事に対し不正な働きかけを行うことを指す。
神戸市では産廃業者の新規参入を妨害するため市会議員が職員に「口利き」し、見返りに
賄賂を受け取ったとして逮捕される事件に発展した。
「マル調」は、こうした「議員の口利き」をうかがわせる資料を新たに入手した。
事務職や技術職といった職種に課長、係長などといった役職。
その横には「異動」の文字。そしてその内容はというと…
1 : 「部長になるには彼しかいないのではないか」
2 : 「頑張っているので、昇格で報いてやるべきではないか」
3 : 「仕事が全くできない」
実はこの資料、市に寄せられた職員の人事に関する情報だった。
2010年4月の人事異動に活用するため、市の人事課がまとめていたのだという。
職員の昇進や仕事ぶりへの意見などは、1年間に41件に上る。これらすべてが、
市議会議員からの要望と書かれている。
これは「口利き」ではないのか?
「マル調」は資料を作った奈良市の人事課に尋ねた。
<奈良市人事担当 小西彰参事>
「人事に関しましては、できるだけアンテナを広げてさまざまな情報を吸収すべきと基本的には
考えている。その中で、議員からの情報も貴重な情報ということで収集した」
人事課は、内部での査定以外にも職員の情報を集めていて、議員からの情報もその一環で
「口利き」との認識はないという。
しかし地方行政に詳しい専門家は、こうした行政運営は異常だと話す。(>>2-10につづく)
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