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民主党の小沢一郎元代表側が平成21年の衆院選にあたり、旧新生党の資金が
プールされている政治団体「改革フォーラム21」から3億7千万円の寄付を受け、
迂回献金の疑いで刑事告発されていた問題で、小沢氏が会計事務担当の秘書に資金移動の
可否を事前相談し、「直接では上限額があるので、他団体からであれば」などと迂回を
示唆する回答を得ていたことが7日、分かった。資金移動に小沢氏の意向が大きく関わり、
脱法性を認識していた可能性が浮上した。
同日、東京地裁で開かれた資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる小沢氏の公判で、
池田光智元私設秘書(34)=1審有罪、控訴中=が証言した。
政治資金規正法では、政治団体間の寄付の上限を、年間5千万円までと規定している。
小沢氏側が、除外規定のある政党支部「民主党岩手県第4区総支部」を介して、
3億7千万円を陸山会に移したことは同法に違反するとして、市民団体が今年2月、
小沢氏らを東京地検に刑事告発していた。
公判で池田元秘書は、検察官役の指定弁護士から3億7千万円について「小沢被告から
相談を受けたか」と問われ、「(小沢氏から)『改革フォーラム21から陸山会に
寄付ができるか』というような話があり、直接では上限額があるので他団体からであれば、
という説明をした」などと答えた。
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