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京都市上京区の商店街に新しい宣伝キャラクターが相次ぎ誕生した。人気の「ゆるキャラ」や
「萌（も）えキャラ」が歳末セールに合わせてデビューする。客層の高齢化や後継者難に悩む中で、
家族連れや若者を呼んで活気付けたいとしている。
千本商店街に誕生したキャラクターは「おせんちゃん」と「ぼんきち」。平安期からやってきた精霊で、
近くの平安宮大極殿跡に住むという設定だ。弓の名手のおせんちゃんは客のハートを射止め、ハリネズミの
ぼんきちは幸福の針を飛ばす。地元在住のデザイナー佐川明日香さんが考案した。
７０店が並ぶ同商店街はピーク時から店舗数が２０店減少。初のゆるキャラ投入で家族連れらを呼び、
千本通が平安京の朱雀大路だった地域史も紹介したいという。ぼんきちの着ぐるみも作り、９日からの
年の瀬セールで投入予定で、小野達己会長（６１）は「会いたいと多くの人が足を運んでくれれば」と願う。
美少女キャラクター「加茂川マコト」を登場させたのは出町商店街。地域の高齢化が進む中で「若い人に
商店街に来てほしい」との思いを込めた。デザインは、イラストレーター団体「ことまきプロジェクト」
（下京区）に依頼した。中学３年のマコトはショートパンツとブーツを履き、ピンク色の法被姿。
近辺が若狭と京都を結ぶ鯖（さば）街道の終着点であることから、決めぜりふは「酢ぅでしめたろか！」。
祭好きの元気さで商店街に活気を呼び込む。
すでに横断幕を掲げ、インターネット上にブログを開設。１２日からの歳末セールに向けて等身大パネル
（１５０センチ）も置く。今後はマコト役の声で観光案内や店舗紹介もする計画だ。佐々木真専務理事（５４）
は「ネット利用者にも来てもらえる仕掛けを考えていきたい」と話している。
【 2011年12月06日 12時46分 】
URLﾘﾝｸ(www.kyoto-np.co.jp)
喫茶店を訪れて客とふれあう「ぼんきち」（京都市上京区・千本商店街）
URLﾘﾝｸ(www.kyoto-np.co.jp)