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子どもが生まれたあと、夫婦間の愛情はどう変わるのか、およそ300組の夫婦を対象にした、
4年間の継続調査の結果がまとまりました。出産したあと、夫を愛していると感じる妻の割合が特に大きく減少していくものの、
夫が家族と一緒の時間を努力して作っている場合は、妻からの愛情を保てる傾向があることが分かりました。
これは、民間の調査機関のベネッセ次世代育成研究所が、全国の288組の夫婦を対象に行い、
「配偶者といると、本当に愛していると実感する」割合を、妊娠中から子どもが2歳の時まで継続して調べました。
それによりますと、妊娠中は、夫も妻も「愛していると実感する」のは74.3%で、差はありませんでした。
ところが、出産すると「夫を愛していると実感する」妻の割合は大きく減少し、子どもが0歳の時は、およそ30ポイント下がって45.5%。
1歳の時は、さらに9ポイント近く下がって36.8%。2歳の時は、さらに下がって34%となりました。
一方、「妻を愛していると実感する」夫の割合は、子どもが2歳の時に51.7%あり、
妻に比べて減少幅は緩やかでした。
また、「妊娠した時」も「子どもが0歳になった時」も、変わらずに夫を愛していると実感する妻の調査結果を調べると、
「夫は家族との時間を努力して作っている(79.9%)」「私の仕事や家事をねぎらってくれる(71.5%)」
などと感じている割合が高く、家族と一緒に過ごす努力や、妻をいたわることばが、
愛情を保つ大切な要素になっていました。
調査に協力したお茶の水女子大学の菅原ますみ教授は、「今、赤ちゃんに触れるのは自分の子どもが初めてという
母親が半数に上る時代で、母親の育児のスキルが低くなっている。
一方、夫はというと仕事に忙しく、育児に苦労する妻をサポートできないため、
妻からの愛情の低下につながっている。地域や親など、さまざまな協力を得ながら、
互いにねぎらい合い、育児の役割分担をすることが、愛情が冷めないコツだ」と話しています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)