11/12/05 16:09:58.47 OVvUWse50
橋下徹が今回の選挙の争点として掲げた政策のすべてには共通した理念がある。それは「権限と責任の所在を一致させる」ということ。橋下徹がやりたいことはこれ。
世の中を見渡すといろいろな問題がある。行政の無駄や役人主導の政治などをはじめとする公務員問題、教育問題、原発問題を含めた電力問題、個別所得補償を前提とした農業制度の問題…。
みんな、気がつきましたか?
これらの問題に共通しているのは「権限と責任の所在が一致していない」ということ。責任をとらない人が権限を握っているということ。
例えば、何があってもどんな失敗をしても一生の報酬と地位を約束された人があなたの仕事のプロジェクトリーダーだったらどう思いますか?
例えば、何があってもどんな失敗をしても責任をとることのない、しかもあなたが選ぶことができないどんな人かもわからない人が、あなたの家の家計を管理するとなったらどう思いますか?
例えば、人事権が密室の中に閉じ込められた中で選ばれた、どんな人かもわからない人に、人間形成にとってとても大切な時期のあなたの子どもを9年間、12年間預けなければならなかったらあなたはどう思いますか?
グシャグシャになった原発を目の前にしても電力会社が「私たちには責任はない」という立場を取り続けることが許される電力行政をあなたはどう思いますか?
(反原発派が騒いでいると誤解されては困るので断っておきますが、私は何がなんでも反原発、ではありません。)
大阪市民も含めた大阪府民の選挙権によって府民から責任と共に与えられた府知事と府議会の権限が、大阪市民の選挙権のみで選ばれ府内の他の市についての責任を負うことのない市長と市議会の権限で覆されるという現状をどう思いますか?
今の日本の問題の原因を考えていくと、ほとんどがこの「権限と責任の所在が一致していない」という問題に行き着く。
これは当然の結果なんだよ。責任を取らないということは、ようするに、そのまま居座り続けるということだからね。原因が居座り続ければ問題も居座り続ける。当然の結果だよね。
だから橋下徹は、制度を変えないと未来は無いと言っている。
橋下徹を批判している人は、枝葉末節しか考えることができず、問題の本質に気がつかない人、もしくは問題の本質に触れられては困る人なんだよ。