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ニュースの匠:熱狂の行く先には=鳥越俊太郎 毎日新聞 2011年12月3日 東京朝刊
大阪の選挙。これはかつて小泉純一郎首相が行った“小泉選挙”の大阪版ですね。
「郵政改革」というシングルイッシュー(単一の課題)を掲げ、“抵抗勢力”という敵をつくって大声で叫ぶ。
有権者、特に無党派層があおられる。
小泉選挙がもたらし、残したものは何だったでしょうか。日本はよくなったでしょうか。
変わったでしょうか。答えは「NO!」です。変わったどころではありません。貧富の差は広がり、
国の借金は900兆円近くまで積み上がりました。
私は常々思っていますが、国民の、有権者の熱狂はロクな結果を生まないということです。
それは太平洋戦争の末路が私たちに教えてくれる最大の教訓です。
そして、この熱狂状態をつくり出すのにメディアのあり方が大きくかかわっているという事実です。
小泉選挙の時はテレビが先導しました。今回も一見大阪市長選は平松・橋下両候補にバランスを取って
報道されているように見えましたが、独裁者をアピールする橋下氏がテレビ向きでした。
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