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恒星間空間を目指して進むNASAの双子の宇宙探査機ボイジャー1号と2号は、やはり太陽系の外の
“景色”を目にしているようだ。その中には、人類がいまだかつて目にしたことのないものも
含まれる。
最新研究によると、探査機2機は、天の川銀河の他の領域から届いた紫外線光の一種を
検出したという。太陽光のせいで、これまではほぼ見ることができなかったものだ。
「地球の軌道上から観測しようとして、これまで失敗に終わっていた」と、ツーソンにある
アリゾナ大学でボイジャー探査に科学者として長年携わっているビル・サンデル(Bill Sandel)氏は
話す。
今回観測された光は、ライマンアルファ線という紫外域にある波長の1つで、水素原子が
励起状態から元に戻るときに放射されるものだ。多くの新しい恒星が形成される
“星のゆりかご”(星形成領域)では特に強く放射される。
しかし地球からだと、宇宙空間に漂う水素原子が太陽放射を拡散させるため、この紫外線信号を
検出することはできない。それはちょうど、地球の大気が太陽光を拡散させるため、
日中は地上から星の光が見えないのと同じことだ。
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